けんちん汁というと、根菜類と豆腐を炒めてから煮た汁をイメージする方が多いと思います。
わが家で母が作っていたけんちん汁は、青菜と豆腐で作ったお汁でした。
ある程度大きくなるまでは、それが「けんちん汁」だと思っていましたが、外食するようになって、初めて普通のけんちん汁を知り驚いたことがあります。
青菜は、当時祖母が家庭菜園で育てていた、確か「ふだん草」と呼んでいた青菜でした。黄緑色の柔らかい葉っぱだったように記憶しています。
最近はあまり見かけないので、小松菜を使って、当時の記憶をたどって再現してみました。
青菜けんちんのレシピ
材料 3~4人分
作り方
- 豆腐をザルにのせて冷蔵庫で半日以上水切りをする
- 青菜は細かく刻む
- 鍋にゴマ油を熱し、豆腐をくずしながら入れ、木べらで混ぜながら水分を飛ばす
- 豆腐の水分が飛びコロコロになったら青菜を入れてサッと炒める
- 出し汁を入れて煮立て、醤油で味付けする
メモ
豆腐の水分が残ると汁が濁るので、しっかり水分を飛ばします。
時間がたつと青菜の色が悪くなりますが、味は良くなるような気がします。
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ひとこと
けんちん汁は、中国の精進料理の巻繊(けんちゃん)から来ているという説と、神奈川県鎌倉の建長寺(けんちょうじ)で作られた「建長汁」が由来という説があります。
いずれにしても豆腐と野菜を使った精進料理から来ているようです。
この記事で2023年最後の更新になります。当ブログにアクセスしていただきありがとうございました。
来年ものんびり続けて行きますので、どうぞよろしくお願いします。 くきは