31 May 2013
ボクは、いつでもマイペースにゃ♪
くきはがうらやましいって言ってるけど、
ボクはこういう暮らししかしたことがないんにゃ。
野良猫じゃ、こんなにのんびりしていられないよって、
くきはに言われるけど、
これしか知らないから、ボクわかんな~い!!
でも、もともとボクは、
お仕事をするためにもらわれてきたらしいよ。
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18年前、くきはんちの裏は、川を埋め立てた町の土地で、
草が生え放題の荒れ地だったのにゃ。
自然がいっぱいで、キジもいる、野ウサギもいる、
ヘビもネズミもいたんだ。
それで、ネズミが家にも入り込んで
毎晩、屋根裏で運動会をしてたらしい。
なんとかならないものか悩んでいたところに、
たまたま、くきはの妹がお勤めしていた会社に、
猫のもらい手を探している人がいたのにゃ。
それがボクの実家。
姉ちゃんのメス猫と一緒に、くきはの家へもらわれてきたのだ。
まだ、やっと乳離れしたばかりの赤ちゃん猫だったけど、
その頃から体が大きくてコロコロしてたみたいだにゃ。
ボク達猫の、ネズミへの力はすごいよ。
赤ん坊猫が来ただけで、何もしないのに
ネズミの運動会は中止されたからね。
猫はふつう、母猫に狩りのしかたを教えてもらうんだけど、
ボクは早くから親から離されてしまったから、
教えてもらえなかったんだ。
でもね。ボクはネズミとりの名人だよ♪
獲ったネズミは、食べちゃうこともあるけど、
時にはくきはに見せびらかすこともある。
いつだったか、スリッパに入れておいた時は。
嬉しくてキャーキャー騒いでたなぁ。
今はもう、ほとんどネズミはいないので、
ハンター業は引退してるけど、
夏に虫などが入ってくるとハンターの血がうずくね。
虫を追いかけて、障子をボロボロにして怒られたりもするよ。
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